2016/8/30経済・ビジネス
マイクロソフトがリンクトインを買収、その狙いとは!?
・マイクロソフトが、ビジネス特化型SNSサービスのリンクトインの買収を発表
・officeなどとSNSサービスを組み合わせることでシナジーが見込める
・巨人マイクロソフトは、実はSNSで大成功したことがない
リンクトインとは?
Windowsで有名なMicrosoft(マイクロソフト)がLinkedIn(リンクトイン)の買収を発表しました。マイクロソフトが知っているが、リンクトインを知らないという人は多いと思います。
リンクトインは、2003年5月にビジネス特化型のSNSサービスを始めた企業であり、IT企業が集積しているシリコンバレーにあります。
リンクトインは、利用者がビジネスプロフィールを作成して、リンクトインの中でビジネスパートナーを探すことができるサービスを提供しています。
そんなリンクトインをマイクロソフトが262億ドルで買収する計画を発表しました。
マイクロソフトは過去にスカイプを85億円ドルで買収をしており、今回はそれをはるかに上回る買収となっています。買収は2016年内に完了する予定です。
マイクロソフト、買収の目的とは?
マイクロソフトのナデラ氏の従業員向けメッセージによると、リンクトインで提供されるソーシャルグラフとマイクロソフトのオフィスなどの業務アプリケーションを組み合わせることで、ビジネスユーザーに役に立つ情報を提供できるようです。
これは、莫大な資金源があるマイクロソフトはソフトウェア事業において拡大を図るためにいろいろな儲かりそうな企業を買収してさらに儲けようとしているということです。
マイクロソフトでできていないことをリンクトインと組み合わせることで、よりビジネス特化のSNSを提供することができるのです。現在のビジネスにおいて、マイクロソフト社のエクセルなどといったオフィスは一般に普及しています。さらにそこを強化していくための買収と思われます。
マイクロソフト、実は・・・
マイクロソフトはSNSの分野において大成功をおさめたことは今までにありません。
ですから、今回のリンクトイン買収はSNSでの大成功を視野に入れていることは間違いないでしょう。ソフトウェア市場で大成功はしているものの、現在インターネットの主流はSNSです。フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ラインなどが次々に台頭し、SNS市場は莫大な儲けを得ているのです。
そんな市場を押さえるためにマイクロソフトはリンクトインを買収したのではないでしょうか?
買収だけでなく、マイクロソフトと組み合わさることで、果たしてどんなサービスが展開されていくのか、今後も目が離せません。