1. カウンターパーティリスク

カウンターパーティリスク

原資産 に関係なく発生しうる、取引の相手方の 信用リスク のこと。

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カウンターパーティーとは金融
デリバティブ 商品の支払い相手のことをカウンターパーティーといいます。かんたんにいえば、期日がくれば支払うを約束していた相手のことを デリバティブ の世界ではカウンターパーティーといいます。

デリバティブ とは?
デリバティブ とは日本語でいえば金融派生商品のことになります。金融派生商品とは、マーケットでなくても、何かを購入する場合、その総代金を現金で支払いその商品を保有する権利を与えられるのが通常の商品購入になるのですが、金融の定義ではこれを 現物取引 、スポット取引とされますが、それ以外の取引を金融派生商品といいます。つまり、代金の一部を払ったり、後払い、分割払いも デリバティブ になるのです。

デリバティブ 商品の リスク
たとえば、株式取引や商品取引というものをやった場合には必ず、その背後には清算機構があり、この機関はあなたに必ず支払を保証するという機関になります。
ところが、最近にできた、代表例はFXになりますが、この清算機構がまだ法的に整備されていなくあなたの儲かったお金の支払いを保証する機関がありません。
カウンターパーティー
リスク とは、あなたがFX等などの デリバティブ 商品で儲かったお金を支払えなくなる リスク になります。

■笑いごとでない
カウンターパーティリスク
リーマンショックのときに、話題になったのがCDSという
デリバティブ 保険商品になりますが、その銅元であるAIGが政府管理になって実質、大手投資銀行などが破綻する保険に入っていた投資家にその保険金が払えない リスク が存在したのです。その支払いをする保険会社が実質破綻をしていたのですから当然のことになります。
もし、その支払いが実施されなければ世界はさらなる混乱になっていく可能性があったのでアメリカ政府は国有化をして公的資金を注入したのです。