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バイイングクライマックス
バイイングクライマックス
大天井
でおこる
相場
の強い転換サイン。長い上昇
トレンド
の後、
乱高下
が起こり、出来高が急増する。大口投資家の
手じまい
サインで、もはや
トレンド
を追うものはいない。このサインが出たら急激な
反転
が起こる。
もっと詳しく!
バイイングクライマックス
とは、数か月間続いた上昇
相場
の最終段階をいう言葉です。最後の
買い場
という意味でもあります。そして売買代金の面でも増加傾向が続き、
バイイングクライマックス
の段階で1日の売買代金が最高潮となります。
日本の株式市場では、2013年前半において約半年間も続いた上昇
相場
を実例として挙げることができます。このときは、まず海外機関投資家がいっせいに大量に買い注文を入れてきました。そのことによって、大幅に
日経平均株価
が上昇したのです。これに続いて個人投資家も大量に買い注文を入れてきたため、上昇
相場
が継続しました。
売買代金についても、上昇
相場
が始めるまでは1日の売買代金は1兆円台で推移していましたが、上昇
相場
が始まってからは3兆円台になることもしばしばでした。そして、
バイイングクライマックス
という現象が発生した2013年4月から5月にかけての
相場
では、1日の売買代金が4兆円を超えることもありました。
日本の株式市場について、需給面から述べると、大きな上昇
相場
が始まるときは、まず海外の機関投資家が大幅に買い注文を入れてきます。一方、日本の機関投資家は、いったん
相場
が下落したところで、買い注文をいれようと待機しているわけですが、なかなか
押し目
がやってきません。
押し目
を待っているにもかかわらず、なかなか下落局面がやってこないため、上昇
相場
がスタートしてから3ヶ月や4ヶ月続いた段階で、最後の大口の買い手として日本国内の機関投資家が買い注文を入れるのです。
しかし、他には買い注文を入れる投資主体がもはや存在しないため、最後の大口投資主体である日本の機関投資家が買い注文を入れた段階が「
バイイングクライマックス
」となる傾向があります。