1. PER

PER

Price Earnings Ratio の略称。株価収益率。一株あたりの 当期純利益 に対して株価がどの程度かを見る。概ね15倍が目安。それ以上が割高でそれ以下が割安とされている。

もっと詳しく!

PERは、Price Earnings Ratioの略称で和訳は株価収益率です。「会社の利益と株価の関係」を表し、その会社の株の割安性を測ることができます。一般的に、『PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』といえます。具体的な計算式は次のようになります

PER(株価収益率)=時価総額÷純利益
    (=株価÷1株あたりの利益)
     
PERの求め方
PERは、時価総額÷純利益で求めることができます。(1株あたりで考えると、株価が1株当たりの純利益の何倍まで買われているかを示すことになります)
例えば、PERが“10倍”であれば、純利益の10倍まで買われていることになり、投資した資金の回収までに単純計算で“10年”かかると言う見方にもなります。
PERの変化としては、株価が下がれば↓、PERも下がります↓。逆に、株価が上がれば↑、PERも上がります↑。純利益の視点から見ると、純利益が前年より増えれば↑、PERを下げる↓要因となり、純利益が前年より減れば↓、PERを上げる↑要因になります。
PER の活用方法
このPERという指標を投資にどう生かしていくのか?ということですが、①『その会社における、過去のPERや将来の予想PERと比較すること』②『同業他社とPERを比較すること』という二つに分かれます。前者の場合は、PERの変化によりその会社内での割安性を読み取ることができますし、後者の場合は、その業界平均のPERから見て割安か、割高かを比較することもあります。 

補足説明として、業界によって平均PERは異なります。これは業界によって成長力や安定力などに違いがあるからです。特にIT関連の銘柄は成長力期待が強く、PERがとんでもなく高いです(100倍以上のところもあります)。PERが高すぎる銘柄は成長がついてこないことがわかった時に、
急落 する恐れがあります。ちなみに、東証一部の平均PERは約15倍になっています。 

かんたんに言うと…

株価に対する年間純利益の割合!