グリーンシート銘柄

非上場だが、日本証券業協会により指定された銘柄で、証券会社による顧客の勧誘ができる銘柄のこと。

グリーンシートとピンクシート
グリーンシートという呼称はアメリカ合衆国のピンクシート (Pink Sheets)を範としつつ、若い樹木が若葉を次々と芽吹きながら大きく成長していくように、ベンチャー企業が若々しくいきいきと活動・成長していくようにとの願いが込められています。ではアメリカのピンクシートとは何でしょう？
ピンクシートとはニューヨーク、ナスダック、OTCBB・・・と続く米国株式市場の最下層マーケットであり、将来OTCQX, OTCQB, OTCBBやナスダックを狙う企業の最初のステップアップ市場と位置付けられます。なお、日本企業としては、超有名エクセレントカンパニーが、東証一部と並行してピンクシートにも登録しているケースがあります。（これは、株式の米国での流通を狙ったものであり、ステップアップとは狙いが異なります。）

グリーンシート銘柄が廃止される！？
日本国内において、2015年からクラウドファンディングによる資金調達が合法化されたことから、日本証券業協会がクラウドファンディングで取得した未上場株式の流通市場を創設する予定です。そのため、役割を失ったグリーンシート制度は経過措置期間を経て、2017年3月31日に廃止される予定になっています。なお、経過措置期間は新たな銘柄や取扱会員の指定は行なわれません。

かんたんに言うと…

樹木が育つように生き生きとした未上場の成長企業を対象にしている！